労働で1円を稼ぐのは、とても簡単です。
バイトを一時間したら、地方でも900円もらえます。
自販機の下で1円を拾ったら、それも稼ぎです。
しかし、この稼ぎ方は、どこまでいっても「労働者の稼ぎ」です。
あなたがその作業をやめてしまうと、収入は0になります。
知らなければ一生搾取される、ESBIの原則
ESBIの原則はご存じでしょうか。
かなり有名な原則なので、簡単に説明します。
ESBIの原則とは、
「ESは生涯労働者で、一生お金持ちになれない」という原則です。
E:労働者(Employee)とS:自営業者(Self Employee)は一生働き続けなければならない
なぜ雇用者と自営業者(=日本でいう個人事業主、個人営業店など)は、一生働き続けなければならないのでしょうか。
答えは簡単です。
仕事がなくなると、収入がなくなるからです。
あるいは、仕事をしないと、収入がもらえないからです。
例えば雇用者の場合。
急に「お前はリストラ(クビ)だ」と宣告されたらどうしますか?
医者や看護師など、国家資格のある人は問題ありませんね。
しかし、基本的にそうでない人がほとんどです。
職を失うと、大急ぎで新しい職を探さなければなりません。
なぜなら、仕事がなければ生活ができないからです。
これを当たり前としている人がほとんどですが、この働き方こそE(employee)の生き方なのです。
そして、自営業者(S)も同じことが言えます。
一見お金持ちに見える芸能人、プロスポーツ選手、あるいは個人で活動している個人事業主、自宅で営業をしている飲食店経営者も、仕事がなければ生活ができません。
仕事をしなければ、その時点で収入が0になります。
つまり、年収こそ違えど、自営業者(S)と雇用者(E)は、同じフィールドで戦っているのです。
どちらも、仕事がなければ働くことができないし、
仕事を辞めれば収入は無くなってしまいます。
B:事業主(Business employee)とI:投資家(Investor)は、働かなくても収入が得られる仕組みを作ることができる
雇用者(E)と自営業者(S)は、一生搾取され続けます。
なぜなら、労働する以外に収入を得る手段がないからです。
そこで、収入の幅を「労働以外」で補う必要があります。
それが、「事業」と「投資」です。
事業主(B)とは、英語の通りビジネスオーナーのことです。
売る商材を自分で作り、自分の会社で販売し、人やモノを動かして利益を得ています。
労働しているのは自分ではなく、雇われている人間やコンピューター、機材なので、自分が働かなくても収入が入ってきます。
投資家(I)とは、株や債権を買い、お金を株券に変えて利率を収入としている人のことです。
労働しているのは自分ではなくお金のため、自分が働かなくても自動的に収入が入ってきます。
このように、事業主や投資家は、「自分が働かなくても収入がある」状態を作ることができます。
そして、お金持ちになれるのは、この収入の仕組みを持った者だけだということを、原点として覚えておく必要があります。
労働の限界
労働で稼げる限界を、ご存じでしょうか。
職業トップ年収の医者は、平均年収が約1300万円と言われています。
一見、多いように見えるかもしれませんが、年収1300万はさして多くありません。
まず、税金が取られるので、手取りは400万ほど少なくなります。
つまり、一番良い待遇で労働をして、もらえる給料の限界が、約900万円ということになります。
月収換算すると約76万円となります。
多いじゃないか!という意見もあるかもしれませんが、よく考えてほしいです。
誰よりも必死に勉強して、誰よりも勤勉に働いて、朝夜関係なく人の命を預かり続ける仕事が、年間で900万円しかもらえないんです。
しかも、医者はその仕事に生涯命を捧げます。
立派なことですが、そこまでの覚悟をしても、その年収が労働の限界なんです。
しかも労働は、どれだけ頑張っても、それ以上年収が大きく上がることはありません。
だから大金を持っている医者や銀行のお偉いさんでも、汚職に手を染めて捕まったりするんです。
ところが、事業主や投資家はどうでしょうか。
事業は、大きくなればなるほど収入が増えていきます。
人を雇えば雇うほど、規模が大きくなり、億単位でお金が動きます。
投資も同じです。
お金を投資に回せば回すほど利率が増え、最終的にはとんでもない大金が動きます。
つまり、収入の青天井がある仕事が「労働」、青天井がない仕事が「経営と投資」なのです。
無理をする必要はない
ここまで聞いて、「自分には無理だ」「投資なんて怖い」と思った方は、安心していただいて大丈夫です。
自分に合った方法を探せばいいので、無理しなくても大丈夫です。
実は、リスクをとって「事業」や「投資」をする必要はないんです。
なんだったら、働きながらでもいいんです。
なぜなら、不安定な生活基盤の上では、何も成功しないからです。
例えば、僕はこんな体験をしたことがあります。
投資初心者だった僕は、何を買えば良いかわからず、とりあえず毎月3万円適当に株を買っていました。
しかし、途中で貯金がなくなり、生活ができない状況に追い込まれました。
困った僕は、株を見て、「ここにお金があるじゃん」と思い、元本のお金が減ることがわかっていながら、売ってしまいました。
その後すぐ、株価が大きく上がり、ひどくガッカリしたのを覚えています(笑)
これは、本末転倒です。
株で増やすことを目的としながら、一時的な生活基盤の崩れのせいで、価値が減ることが分かっていながら売却したからです。
この状況、見ている人は「馬鹿だなぁ」と思うかもしれませんが、実際生活がかかっているような金額を投資や経営に回してしまうと、そのお金を減らしてしまいがちです。
実際、僕の知り合いも何人か同じ状況になって、同じように減ることがわかっていながら株を売った人が何人もいました。
これは、絶対にハマってしまう落とし穴なので、本当に気をつけてください。
そして、だからこその「一円投資×副業×節約」なのです。
労働ではない一円の稼ぎ方とは
「今より収入を安定的に増やす」方法は何でしょうか。
答えを結論から言うと、「経営」と「投資」、そして「節約」の積み重ねです。
そしてこれは、今貯金が0円でも、誰でも実行することができます。
(筆者であるsuimaも、貯金0からスタートしています。)
経営(ビジネスオーナーになる)
経営=お店を持つことではありません。
経営とは、自らが働かなくても収益が生まれる「システム」を作ることです。
- ブログを毎日書いて収益化する
- youtubeを定期的に投稿して収益化する
- コンテンツを作ってプラットフォームで販売する
- 人に頼んでお金の生まれる作業をしてもらう
「経営」に関して興味のある人は、まずはこちらをご覧ください。
投資(福利でお金を増やす)
大きい金額を投資する必要はありません。
(筆者の場合は、月1万円と節約した数千円を投資に回しています)
毎月1万円投資に回すだけでも、数年後大きな差がつきます。
例えば、毎月1万円を積み立てNISAに突っ込んだとすると、年間で12万円貯まります。
1年間の平均利率は5%と言われているので、1年目は元本より+6千円増えます。
2年目は、246000円の5%なので、元本より+12300円増えます。
3年目は+18610円、4年目は+24930円といったように、複利の力でどんどんお金が増えていきます。
このように、「複利の力」を使い、どんどんお金を増やしていく方法を、「投資」と呼びます。
投資が「怖い」と感じている方は、まだ消費マインドから抜け出せていません。まずはこちらをご覧ください。
節約する
お金がない人(貯金できない人)が、お金持ちになる方法は、
- 節約する
- 労働をして収入を増やす
の二択しかありません。
個人的には後者はお勧めしません。
なぜなら、働く時間を増やすくらいなら、「経営」や「投資」を数多く行って収入の柱を増やした方が断然良いからです。
とはいっても、節約には限界があります。
節約の豆知識は今後ブログで紹介していきますが、行き過ぎた節約は何の為に生きているのか分からなくなる場合があります。
節約しても少しお金が足りない人は週1回、5時間程度バイトをするのも良いでしょう。少なくとも、2万円程度は捻出できるかと思います。
節約や新たな労働をすることで、「元々あるはずのなかったお金」を生み出し、投資や経営にお金を回す余裕を作ることができます。
これは、貯金がない人でも、誰でも始めることができます。
まとめ
今回伝えたかったことは、
誰でも考え方や行動を変えれば、お金持ちになれるし、収入をコントロールできるようになるということです。
いつまでも「労働」して「給料」をもらうことが「収入」だという認識では、いつまで経っても馬鹿の一つ覚えみたいに同じことを繰り返すだけです。
それは多くの人にとって、苦痛だと思います。
現状を打破したいのであれば、「労働=収入」という考え方を捨て、「経営」「投資」という新しい価値観を身につけてください。
当ブログを読んでいただければ、おのずとそういった価値観や知識が身につき、具体的にどのように行動すれば収入をコントロールする力が身につくのか、ということが学べますので、今後も是非チェックしてくださいね!
続いて、「節約の重要性」についてお伝えします。
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