家賃は、収入の3分の1が望ましいと言われています。
しかし、それを差し引いても家賃は高いですよね。
他の支出と比べると、かなり大きな支出になっているはずです。
そこで今回は、実際に僕が節約して、どの場所にどのくらい安く住めて、住み心地はどんな感じだったかをお伝えしたいと思います。
広島県の寮暮らし
僕の一人暮らしライフは、寮から始まりました。
今思えば、寮暮らしはとても楽しくて、自分の中ではいい経験になりました。
家賃1万円の部屋(5畳)
大学までは徒歩1分。
外観はちょっとだけ古いコンクリートの建物でした。
共用で、風呂は一つ、洗濯機は3つ。
住人は全員で20人くらい住んでいました。
そのため、少し不便なことも多かったかなと思いました…
部屋が狭い
部屋は、5畳の洋室、収納付き。
僕は4人兄弟なので、部屋が狭いのには慣れてました。
(計算したことはありませんが、実家の部屋は2.5畳くらい?)
ところが人間不思議なもので、他の寮の子が広い部屋に住んでると、羨ましいなと思うようになるんですよ。
そこで1年後、部屋移動を決め、7畳の部屋に移動しました。
今思えば、収納付きで家賃一万、5畳なら全然十分だったんじゃないだろうか…と考えてます(笑)
自分のタイミングで風呂に入れないのがだるい
風呂が一つしかないので、基本的に奪い合いになります。
いわゆる早い者勝ちです。
しかも、一度逃すとなかなか入れません。
一度風呂を見に行って、30分経った後に「そろそろ大丈夫かな…」と思って風呂に向かうと、既に別の人が入っています。
(目の前で風呂を奪われる瞬間が一番腹立ちます笑)
特に仲の良かった寮生とは、よくじゃんけんで風呂を決めていました。
急に誰かが「風呂じゃんけん、じゃんけんぽん」と言ったら勝負が始まるので、寮に帰ったらいつも身構えてました。
人間って、急にじゃんけんを始めると「チョキ」を出す習性があるらしいです。
勝った寮生が、「人間はチョキを出す」という決め台詞を言って、風呂に入っていく姿を見送るあの絶望感は、今も忘れません….
大分話がそれましたが、自分のタイミングで風呂に入れないのは結構面倒くさいです。
特に汗をかくシーズンにスポーツをする人は、家に帰ったらすぐにシャワーを浴びたいと思うので、そういう方にはあまりお勧めできません。
(僕はダンス部に入っていたので、風呂が空いてない時は地獄でした…)
洗濯物を干すのを忘れる
これは個人的な問題かもしれませんが、洗濯機が遠くにあると、洗濯してたことを忘れます。
あ、やべ!と思った頃には2日経っていることもザラにあります…
あとは人の洗濯物が残っている時もだるいですね。
よければいいだけなんですけど、なんか嫌ですよね…濡れてるし…
家賃2万円の部屋(7畳)
一年後、7畳の部屋に移動しました。
寮生活は変わらなかったので、不便なところはそこまで変わりませんでした。
元々狭い部屋(2.5畳の実家の部屋)に住んでいたこともあり、僕的には家賃上がる割にはそこまで変化ないな…と思っていましたが、
少なからず変わった部分もあるので、それをお伝えしていこうと思います。
模様替えできるようになった
5畳の部屋は、ベッドを置くとスペースが詰みます。
キッチンなどもあることから、基本的に向きも固定になるため、家具を自由に配置することができません。
一度入り口の正面にベッドを置く配置を試みました。
「扉を開けたらすぐベッドw(どんな部屋やねんw)」といじられ、1週間で辞めました。
模様替えできないの、なんか悲しいです。
大型テレビが置けるようになった
特に必要ありませんでしたが、大型のテレビを置けるようになりました。
せっかくなのでネットで購入し、32型のテレビを部屋に設置しました。
アニメが好きなので、そのテレビでひたすらアニメを見続けました。
大きい画面っていいですね。
一度大きい画面に慣れてしまうと、小さいスマホの画面では満足できなくなってしまいます。
ひたすらクロームキャストで大型テレビにつなげて、アニメを見るという大学生活が、3年続きました。
ダメ人間になるので、一人暮らしには必要最低限のもの以外はおかない方が良さそうです。(多分僕だけです)
実家(家賃0円)
就職したので、実家に再び戻ることにしました。
しかし、実家にもメリットデメリットが存在します。
実家暮らしのメリット
実家暮らしは、メリットがたくさんあります。
家賃・光熱費が0円
なんと言っても、家賃・光熱費が0円です。
貯金をしたいと思っている人にとっては、最高の環境です。
僕は「社会に出る前の準備」みたいな理由をつけられて、毎月3万円を納めていましたが…。
食事を準備してくれる
これも嬉しいですよね。
家に帰ったら温かいご飯がある。
仕事終わりにご飯を準備してくれているのは、本当に助かりますよね。
実家の料理、クソ不味いのは置いといて…。
実家暮らしのデメリット
家庭環境にもよるかもしれませんが、僕は結構デメリットの方が大きかったので、1年半くらい住んですぐ家を出ました。
親がうるさい
結婚するつもりもないのに「早く結婚しないとお見合いさせるよ」とか、自分が色々考えて動いて実行していることを「意味がない」とか、とにかくうるさい。
もし自分の将来が妨害されるような環境にあるのなら、迷わず実家を離れて一人暮らしすることをお勧めします。
(まあ僕の家庭が特殊なので、あまりそういうことはないと思いますが…)
生活を合わせないといけない
家によってルールはまちまちだと思いますが、子供のままだろうが大人になろうがルールはルール。
ルールがあれば、守らなければいけない家庭がほとんどだと思います。
確かに一緒に住む上では規律は大事かもしれませんが、僕の実家の場合は自己満足か無意味な手伝いが多かったので、協力する気にはなれませんでした。
(結局手伝ってましたけど…)
彼女と同棲(家賃3万円、6畳ワンルーム)
親がうるさいので、実家から避難することにした僕は、親の反対を押し切って同棲しました。
部屋は6畳のワンルームでした。
家賃は約6万円で、折半すると3万円に。
同棲のメリット
同棲のメリットは、人によって全然違うと思います。
僕の中で感じたメリットだけお伝えします。
家賃が折半
これが一番嬉しいですね。
部屋をシェアすると、家賃が折半になります。
食費が浮く
同棲をすると、相手が料理するにしろ自分がするにしろ、自炊が多くなります。
その為、外食が減るので、自然に食費が浮きます。
あれ、でも思い返したらバーとか居酒屋とか旅行とか特に行きたいと思ってない時も相手に合わせて結構行ってたような…
いや多分気のせいです、多分…
掃除が分担作業
分担作業になるので、掃除が楽になります。
というか、僕掃除してたっけ…
同棲のデメリット
同棲には、当然デメリットも存在します。
気軽に異性と遊びに行けない
相手にもよるかもしれませんが、行き先を伝えなければいけません。
もし嘘をついてバレようものなら、今後の関係が悪くなることは間違いありません。
僕は「高校生の時の同級生と遊びに行く」と正直に言ったら泣かれました。
ごめんなさい。
できるだけ一緒にいないといけない
これもタイプによるかもしれませんが、休みの日や空いてる時間は基本一緒にいなければならない…じゃなくて、いるようにしてました。
強制ではないはずです。
しかし、やはり相手に気を使うなら、できるだけ一緒にいないといけないという義務感が生まれてしまうので、それが嫌な人は自分に理解のある人と同棲しましょう。
僕は一人の時間がないのは苦痛でした。
プレゼント費用が半端じゃない
付き合って1ヶ月記念、3ヶ月記念、半年記念、1年記念。
イベントはクリスマス、誕生日、ホワイトデーなどなど…
とにかくお金がかかります。
それが嫌な人は、イベントにこだわりがない人と付き合いましょう。
(そんな女性、多分世の中に存在しないと思いますが…探せばいるかも…)
東京でのルームシェア(2DK 家賃4万円)
東京で知人とルームシェアしました。
家賃は8万円。
キッチンと個室が2部屋で、合計3部屋の物件です。
東京でのルームシェアのメリット
東京は、とんでもないくらい物価が高いです。
そこで、友人や知人とルームシェアをして、家賃を抑える方法を取りました。
その中で感じたメリットを紹介します。
気を遣わないでいい
あまり仲良くない人だと別ですが、仲の良い人とルームシェアで、しかも男なら、気兼ねなく自分が「ああしたい」「こうしたい」と言えるし、その要望が基本通ります。
単独行動も自由にできるので、家賃を抑えて自由気ままに生活したい人には向いてます。
暇しない
お互い退屈だと、どこかに遊びに出かけられるので、暇で死にそうになることがありません。
飲み相手がいない場合も、ルームシェアしてたら行けるので、その辺も嬉しいですね。
ルームシェアのデメリット
個人的には特にないのですが、「強いていうなら」のデメリットを挙げます。
人を招待しづらい
同じ部屋に住んでいるので、人を呼ぶのが難しくなります。
特に異性は呼ぶのが難しくなります。
共用の部屋で気を使う場合も
共用の部屋で作業をもう少ししたい場合でも、寝ていたり声をかけられたりした場合は、中断する必要があります。
神奈川県で一人暮らし(家賃5万)
神奈川県で一人暮らしをしました。
なんだかんだ、これが初めての一人暮らしになりました。
自分の好きな時間に好きなことができるので、個人的には不満もなく、最高の場所でした。
ただし、トイレと風呂が別で内装・外装が綺麗な分、収納がない4.5畳の部屋、という部分だけは少しきつかったです。
どんなに狭い部屋でも寝れれば大丈夫な人は、収納はあった方がいいのでそこだけ気をつけましょう。
(めちゃくちゃ暮らしづらかったです)
まとめ
今回伝えたかったことは、
住む場所によってメリット・デメリットがあるので、家賃は自分が許容できる範囲で節約した方がいい
ということです。
今回僕の体験談を話した通り、「家賃が安くなる」というメリット以上に「不満がたまる」ことが多いです。
生活の不満は、自分のやる気を奪っていく可能性があるので、うまく調整することが必要です。
(ちなみに僕は、ルームシェアと一人暮らし以外はNGです)
また、自分の収入を考えて、地方で働いても変わらないのであれば、地方で働くことをお勧めします。
地方は家賃が安いです。
例えば東京では、家賃6万では少し外装が汚いワンルームにしか住めませんが、広島では綺麗な部屋の2LDKに住めます。
つまり、同じ環境の部屋でよければ家賃を抑えることができるので、今の収入と地方の収入を確認して、そこまで変わらないのであれば地方に移り住むことを検討してみるのも一つの手でしょう。
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